チャレンジ世代のワークショップ初回レポート/<徳之島>島の未来づくりワークショップ

島の未来づくりワークショップの状況をレポートします!

9/16に徳之島高校総合学科の学生を対象に、そして9/17にはチャレンジ世代を対象にワークショップを実施しました。

高校生は初めてのワークショップに戸惑いながらも、島のことを一生懸命考えてましたよ。

チャレンジ世代の初回ワークショップでは、島の仕事事情や子どもの遊び場、知名度低迷やPR不足などの課題がピックアップされました。子どもだけでなく大人の教育の重要性や新しい産業創造の必要性まで話は膨らみ、非常に有意義な場となりました。異業種で、異なる年齢の方々が集まって島のためにあれこれ考えている姿に心を打たれました。ワークショップは2回、3回と続きます、今から楽しみです。

今回参加できなかった方のためにも、初回ワークショップについて詳しくレポートしますので、次回、遠慮なく、是非参加してください!

・次回は、10/2(日)14:00~16:00 生涯学習センター3階 工作室 で開催します。

・島が将来どんな状態になってほしいか(理想の島像)を、人、モノ、風景、暮らしなどの要素に分解し、具体的に書き出し、みんなの共通項を探り、テーブルで一つの理想像にまとめていきます。

※興味あるけど「自分の意見を人前で言うのが苦手」、「写真に写りたくない」など参加する上で何かしら問題あるようでしたら教えてください。うまく私がフォローしますので!



■■■徳之島高校 総合学科2年生、3年生■■■

さて、まずは、高校生のワークショップの様子をお伝えしますね。

高校生たちは限られた時間の中で、一生懸命考えて、魅力や課題を書き出し、いろんな気づきがあったかと思います。







「島ってやっぱ良いよなぁ」

「でもなー、なんだかなー・・・」

「やっぱ俺らが将来何とかしないといかんな、俺らが、、、」

これからみんなは学校を卒業して社会に飛び出して行くと思うけど、島で生まれ、育ったことを誇りに、社会で活躍し、将来、君たちが島を盛り上げていってほしいと思います。

それを後押しできる環境を、このような活動を通して創り出し、みんなで君たちを応援していきたいと思います。

■■■チャレンジ世代■■■

ここからはチャレンジ世代の様子を詳しくレポートします。

初回ということで、人数が集まるか心配でしたが、運営メンバーによる声かけと、折り込みチラシの効果もあり、13名の方(女性8名、男性5名)が参加してくださりました。

2班に分かれてスタート。

順番に記載していきますね。

1)役場から事業の説明

2)講師を務める株式会社ライフパシフィックデザインの皆さんが、ワークショップの進め方や、このような取り組みによる成功事例(他の地域)などを説明します



3)役場より島の現状説明→人口ビジョンなどのデータから徳之島の”現状”を学びます



4)島の現状についての説明を受け、感じたこと(課題や問題点)を付箋に書き出します



各自、黙々と付箋紙に書き出します。

5)ここで簡単に自己紹介。徐々にディスカッションし易い雰囲気を作っていきます。

6)一人ずつ付箋紙を模造紙に貼り出していきます。

なぜそう感じたのか、簡単に説明してもらいます。

7)もし類似する内容があれば、付箋紙を重ねて貼っていきます。

同感と思ったものがあれば、「同感」と書いた付箋を新たに作って貼っていきます。

これを繰り返します。

「ハゲ同(激しく同感)」という造語も飛び出し、盛り上がっていきます。



8)貼られた意見をグルーピングしていきます。1枚の模造紙の上にだんだんと何かが見えてきます。





島キャン生もたくさんの意見を出してました!

9)模造紙上に整理された課題や問題点を班毎に発表します

<A班>







A班の発表内容(発言内容をほぼそのまま記載)

・島にいる高校生が島に魅力を感じられないのは
-職業を知らない
-職業に魅力がない
-大学生と触れ合う機会がない⇒進学すべきか、就職すべきか選択できない、判断できない
・もしかしたら我々20代から40代のチャレンジ世代を見てそう思っているのであればショック

・観光面で考えると、次のような課題があり

-観光客より、帰省客が多い
-バニラエアー就航の効果が出ていない
-遊ぶところがない→闘牛している人はいいが、していない人は遊ぶ場所がない
-欲しい物が島で買えないのでネットで購入してしまう

・解決策として→フェスの開催や、みじらん祭のパワーアップなどが考えられる

・また、「オール徳之島」としてのPRが必要
・戻ってきたいと考えている人たちへのUターンのPRも必要→職場を案内するとか

・島キャン生も島は本当にいいところだから「一回来てもらったら良いのに」とコメントしていた

・九州に出ている大人が多いので、九州で観光PRをしたらいいのでは

・関西に出ている高校生が多いので、関西でPRすればよいのでは

などの意見が集まった。

<B班>







B班の発表内容(発言内容をほぼそのまま記載)

・『島民ネットワークという』キーワードがでてきた

・フローを作ってみると最終的に『島民ネットワーク』にいきついた

・最終的に一番根底にあるのは『教育』ではないか

-成人してからの教育だったり
-起業の仕方を教えたり
-何かを創り出していこうという教育

-何かをやっていこうという教育→こういったワークショップだったり

・これができると新しい産業ができるのではないか
-例えばIT
-問題点としてITに関心がないとか、ITリテラシーが低いとかでていた

-いろいろとみんなで考えればいろんな産業がこれから出てくるはず

・新しい産業が出てくると教育を受けた人たちが新しい何かをおこして、そこから雇用の増加、いろんな面で働き方が多様化していく

・高校生が仕事を知らない、仕事がない、といった課題も解決していくのではないか
IターンやUターンの受け皿がないという課題も解決できるのでは

→教育があって、産業があって、仕事があって、受け皿ができれば
・課題としては、徳之島の知名度が低い → プレゼン能力が低い
・今、50代にプレゼン能力の高い方がいるが、その下にプレゼン能力の高い人がいない・・
・先頭切って、いろんなツールを使ってプレゼンしていく人がいない・・

→魅力があって、プレゼンする力があれば、人は集まってくる

・その他、改善要素として、子ども目線のインフラが整っていない

子宝空港とか、出生率が高いとあるが、
-未婚

-子どもが遊ぶ場所がない→子ども関連イベントが増えてきているが、
-徳和瀬の公園は子どもたちだけで行きづらい、行くまでの道の歩道が狭い

・改善すれば魅力が向上し、向上した魅力をプレゼンで発信
・島民ネットワークができ、島だけでなく、群島、県、全国へネットワークが広がるかもしれない
・ネットワークが広がれば新しい産業の販路開拓にも繋がる

・全ては教育から始まり島民ネットワークへいきついた

10)次回について

・次回は、10/2(日)14:00~16:00 生涯学習センター3階 工作室 で開催します。

・島が将来どんな状態になってほしいか(理想の島像)を、人、モノ、風景、暮らしなどの要素に分解し、具体的に書き出し、みんなの共通項を探り、テーブルで一つの理想像にまとめていきます。

・チャレンジ世代(20歳~44歳)のどなたでも参加いただけます。1回目に参加できなかったかたでも参加可能です。

・次回までの宿題として以下を考えてきてください。

1)島の将来像(どんな島であって欲しいか)

2)地域の強み・弱み(自慢できるもの・できないもの・残したいもの・残したくないもの)

最後までお読みくださり おぼらだれん!

みらい創り日記

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